民俗芸能講座「八戸地方のえんぶり」

本日20200210 宮城県中央部在住

昨日 民俗芸能講座「八戸地方のえんぶり」を受講しましたので忘れないうちに記します。以下要点及び感想です。

 国の重要無形民俗文化財「八戸えんぶり」は、八戸地方に豊作を願う郷土芸能で、小正月の田ノ神の来訪行事と理解することができる点に、他地方の田植踊との大きな違いがある。また、早乙女役はいない。

その名は田をならす農具「えぶり」や、「いぶり」(ゆすぶり)に由来すると言われ、冬の間眠っている田の神をゆさぶり起こし、田に魂を込める儀式とされている。

「摺り」と呼ぶ田の神の舞を行うとともに、その合間に子どもたちによる可愛らしい祝福芸を行い、家内安全や来福等も祈願する。

 えんぶりの一番の見どころは、太夫(たゆう)と呼ばれる舞手が、馬の頭をかたどった華やかな烏帽子(えぼし)を被り、頭を大きく振る独特の舞。その舞は、稲作の一連の動作である、種まきや田植えなどの動作を表現したものである。

最も古い記録は江戸時代のものがあるが、鎌倉時代に南部氏が当地を治める時代から行われているという記述(ネット上)もあるなど、歴史と伝統のある行事である。

講座資料によると「八戸市周辺で38のえんぶり組が活動して」おり、各々の組で舞が異なりその違いも、私達見る側の楽しみと言える。

DVD(重地組)も上映された。

(感想)
①現在は、2月17日から20日までの4日間演じられます。講師の先生が「皆様(ほぼ仙台近辺在住。高齢者多し。)にとっては「とにかく寒い!厳重な防寒が必要!30分が限界。」と冒頭おっしゃっていたように、極寒に行われるこの行事に、「興味津々、寒さは怖し」の印象です。
 えんぶりは、当地でも「東北各地のニュース」で「春を呼ぶ民俗芸能」として必ず紹介されます。

②寒さ対策ですが、「八戸えんぶり2020の行事日程」によりますと、屋外、屋内(公民館等)での舞行事があるので、現地に訪れるにしてもスケジュール調整で対策できるかなと思いました。

③「えんぶり」も古くは、小正月(旧暦の)に行われる「予祝行事」で、主に商家や地主など裕福な家々を門打(かどうち)し、お礼に何がしかを頂く、という「小遣い稼ぎ」の意味もあったと思います。
 規模は違いますが、私が小さい頃、正月には、集落に2,3人一組の「獅子舞」が来て各家々で舞い、玄関先で私たちの頭を噛んで(無病息災のご利益があります)もらいました。裕福ではない私の家でも、分相応のご祝儀を渡していました。

④重地組は「長えんぶり」を舞いますが、長くゆったりとした節回しに伝統の趣が感じられました。この(唄というか謡というか味わいのある)歌詞は、まずどなたが作り、どの様に変遷してきたのか、何が変わらず何が変わったのか、実に興味深く聞き入り見入りました。

⑤太夫による馬の頭をかたどった華やかな烏帽子の舞と、独特な動きと工夫がされた子どもたちの芸にも魅了されました。さらにそれらは各組毎に微妙に異なるとのこと、機会があればぜひ見てみたいの感強く抱きました。

⑥歴史や現在の様相、歌詞(お祝いの言葉の数々)の具体的な内容等講座を受講してよかったなと思い、満足感を得ることが出来ました。
さらに、えんぶりを含め現存する各種民俗芸能、ご先祖様の心根のこもった大切な「遺産」を、末永く伝えていく大切さを改めて強く持ちました。いつものことですが、保存に尽力されておられる方々に敬意を表します。

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