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zoom RSS ねじ花 マツバボタン 森鴎外「最後の一句」

<<   作成日時 : 2010/07/31 22:50   >>

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ねじ花:1週間〜10日前が盛りだったでしょうか、芝のある公園などでも見かけますがしかしそれほど頻繁ではなく、どちらかと言うと私の心情的には希少な花の部類に入るかと思います。
以前は、庭の数カ所に姿を見せていたのですが今では鉢の中だけになりました。
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マツバボタン:車庫の南側の空き地に、殺風景だからと父が種を蒔いてからの付き合いです。基本的にはこぼれ種でもよく咲くのですが、3〜4年に一度新しい種を蒔きます。花色が豊富で変幻自在特に肌色のものは珍しく気に入っています、夏を強く感じさせる花です。
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NHK「ラジオ文芸館」という番組がある。ラジオ第一放送 毎週土曜 午後10:15〜10:55 とNHKホームページには紹介されているが、私がその朗読を聞いたのは今月第4日曜だったか・・午後5時頃の再放送である。それが 森鴎外「最後の一句」だった。

特に番組を意識しているわけではなく、聞くのは大抵は買い物帰りの自動車の中、偶然の出会いである、しかしその都度その朗読に引き寄せられてしまうのも事実ではあるが、帰宅と同時に中途でラジオオフ、終了となるのもまたいつものことである。


しかしその日は妻と一緒に帰宅後の車庫で約20分最後まで聞いてしまった。最初の方は聞き逃したかもしれない。

(あらすじ)
江戸時代である、大阪で船乗り桂屋太郎兵衛が斬首に処せられることになった。
船主の太郎兵衛の持ち船が半難船になったが、請け負っていた積み荷である米の難を逃れた分を換金し、荷主に無断で船頭と分けるという不正をはたらいたという罪である。
父が処刑されることを知った太郎兵衛の子供たち(いち、まつ、長太郎、とく、初五郎)は、自分たちを処刑する代わりに父の助命を願うことを思い立つ。
その旨の願書を認(したた)め奉行所に申し出る。
いちを中心とした子供たちと奉行所の面々とのやりとりの後、お白州での取り調べが始まった。
最後のやりとりである。
奉行の佐佐「そんなら今一つお前に聞くが、身代わりをお聞き届けになると、お前たちはすぐに殺されるぞよ。父の顔を見ることはできぬが、それでもいいか。」 いち「よろしゅうございます」と、冷やかな調子で答えたが、少し間を置いて、何か心に浮かんだらしく、「お上の事に間違いはございますまいから」と言い足した。佐々の顔には、不意打ちに会ったような、驚愕の色が見えたが、それはすぐに消えて(略)

この短編は有名らしく、いくつかのブログで見ることが出来た。
論文もありました。なかなかのもので・・鴎外自身の立場、著作した時代の背景、もとの話との差異・・最後の一句の意味すること・・(読み応えがありました)

私は初めて読んだ、単純な感想である。「お上の事に間違いはございますまいから」父の顔は見ることはできなくとも父は間違いなく助かり、それで私達の望みは全うできます。(お上ともあろうものが庶民との約束を違えることはあろうはずもありません、言わずもがなのことでしょう・・)

権力を預かる者の社会的責任と困難さゆえの矜持、(しかしながら現実には)役人たちは狼狽したその意味は、いちの聡明さ、自己犠牲、いちの筋書きはどこまでを見通していたのか、・・他のブログにある通り深みを感じさせる小説でした。

運転中から引き込まれ、ラジオ消すに消せませんでした。
(いちの訴えを奉行はどのように裁くのだろう・・いちの命は?父の処分は?・・)
さらに帰宅後すぐに青空文庫で読みました。


http://nicosound.anyap.info/sound/sm5083115
(ショートカットです。よろしければお聞きください。)

この小説
大田南畝の「一話一言」の孝女いちの話をもとにしたとか。
南町奉行 根岸肥前守鎮衛の「耳袋」の中の話をもとにしたとか。
(ブログからの情報です)

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